アンク犬猫病院です。


今回は、泌尿器外科です。

このワンちゃんは、1週間前から血尿、元気と食欲が無くぐったりという主訴で来院されました。
触ってみたら下腹部(膀胱付近)がパンパンに腫れており、すごく痛がっていました。
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レントゲンを撮ると、破裂しそうなくらい膀胱がパンパンで、陰茎骨(雄犬にはペニスに骨があるんです!)の中と尿道に結石が列をなしてゴロゴロとしていました。

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尿道からカテーテルを入れて水圧で結石を膀胱内に戻そうとしましたが、結石が陰茎骨内にピッタリとはまり全く動かなかったので、手術(陰嚢尿道ろう形成術)に踏み切りました。
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陰嚢を切除し、去勢後、尿道の粘膜と皮膚を縫合。
陰茎骨内に結石が詰まっている為、それよりも膀胱に近い位置で排尿する穴(ストーマ)を作りました。
手術後、排尿は良好です。

猫でもブログに書きましたhttp://blog.livedoor.jp/ankh_dch-cat_internal_medicine/archives/5497482.htmlが、冬は特に尿石などが出来やすく詰まりやすい季節です。寒いと冷たい水は飲みたくないので、尿が濃縮してしまいますよね。
犬は、膀胱炎などの尿路感染や食事の影響からも結石が出来てしまいます。
ご飯はお腹が一杯になれば良いという認識は改めたほうが良いですね。

尿石症の方には、フードの指導が大事です。
ドキッとした方はご来院頂き、相談してくださいね。
恥ずかしくは無いですよ、泌尿器の相談はしょっちゅう受けますので。(^_^)/

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nyoudourou※左 術前
※右 術後(陰嚢尿道瘻形成術)


















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アンク犬猫病院
〒780-0982 高知市東久万83番地
電話088-855-8412
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